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あーくは頑張る。

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今日の湘南地方は天気が悪く、冬のように寒い・・・
そんな日はちょっぴりおセンチになり・・・今日はあーくの『緑内障』のことに関して書きます。

あーくの左目が義眼になって1年が経過しました。
残された右眼も一進一退を繰り返し、危険な状態には変わりありませんが、なんとか視力は維持しています。
犬の緑内障のメカニズムは残念ながら、解明されておりません。
人間の緑内障のように長い年月にわたり徐々に進行するものではなく、発症すると急性的に視力を失うのが特徴です。
症状に気が付いて病院に連れて行っても手遅れの場合がほとんど。
残酷な不治の病です。
決定的な治療はありません。
進行をできるだけ食い止めるべく、数種類の点眼薬で眼圧をコントロールしていきます。
点眼薬でコントロールできなければ外科的な手術もありますが、その手術も絶対ではありません。
あくまでも視力の延命処置の1手段にしか過ぎず・・・いづれ・・・これは書きたくないのですが・・・
完全失明です。

一日でも長く見えてほしいと、一時は手術を受けさせようと思った時期もありました。
(実際手術の予約をしました。手術当日でキャンセルになりました。その時の記事は→コチラコチラ
あーくは治療を全く理解しない犬。
診察すら全力で拒みます。
指一本触れさせません。
発作的に眼圧が急上昇して緊急で駆け込んだ病院でも、処置を施せなかったなんてこともありました。
臆病で神経質で・・・そんなあーくには手術はできません。
点眼薬だけが光をつなぐ唯一の命綱です。

今年に入ってから、「キサラタン」という眼圧をコントロールする点眼薬が効かなくなりました。
「キサラタン」が効かなくなれば、それ以上強力な点眼薬はない最悪な状態。
そんな崖っぷちで「タプロス」という後発の新薬の存在を知ったのは、藁をも掴む思いで必死で駆け巡ったNET。
人間用として開発されたものでした。
躊躇している間はありません。すぐに行動を興しました。
調べてみると、緑内障の治療点眼薬で「タプロス」を扱う動物病院はほとんどありませんでした。
そこで、あーくが日常的にお世話になっている地元の病院で取り寄せてもらうことになりました。
「タプロス」は一縷の望み。一光でした。


「タプロス」の点眼を開始してから、2ヶ月が経過しました。

昨日、初回に購入したタプロスがわずかになったので新しく注文しました。
取り寄せていただいている病院では使用予定がないため、ばら売りはしてくれません。
製薬メーカーが販売する1梱包の5本をまとめて購入します。
その額21,000円。1本当たり4,200円です。
あーくは他に単価の高い2種類の目薬(チモプトール・トルソプト)も使っています。
目薬代だけで月に1万円を超えます。
これは決して安い金額ではありません。家計へ大きな負担になります。
でも、私はこの目薬を買いにいくことが、とても嬉しいのです。
「キサラタン」が効かなくなった時はもうダメだと思いました。試合終了のホイッスルが聞こえた気がしました。
でも、あーくは「タプロス」のおかげで延長戦を闘っています。

「一滴入魂!」毎日そんな思いです。

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□■あーくの4月14日(水)の眼圧■□
(正常値20mmHP以下。
25~30mmHP以上で視神経が圧迫され、痛みなどの症状が出るといわれてます)
最高眼圧・・・42mmHP
最低眼圧・・・22mmHP
眼圧測定回数10回。点眼回数4回。

※4/15 19:15 記事内リンクを追加しました