からだにやさしい韓国料理教室~秋冬コース②
気がつけば・・・秋冬コースは先月から始まっていたのに、更新が追いつかず・・・。
お料理を楽しみに当blogにご訪問くださる方もいらっしゃるので、
遅くなりましたが、連投でご紹介します。
↓記事とあわせてご覧くださいね。
■11月のメニュー
・두부산적(トゥブサンジョク)豆腐の焼き物
・대추초(テチュチョ)なつめの甘露煮
・수제비(スジェビ)すいとん
『대추초(テチュチョ)なつめの甘露煮』
乾燥したなつめのオシリに松の実を差込み、温めた蜂蜜を絡ませます。
とぉ~っても簡単なのですが、とても手の込んだお菓子に見えます。
お好みでシナモンパウダーをふりかけていただきます。
還暦祝いのときには、この棗の甘露煮を円筒形に高く積み上げたものを飾ります。
『두부산적(トゥブサンジョク)豆腐の焼き物』
宮廷料理です。
豆腐の中央部分に切り込みをいれ、軽く炒めた牛肉のミンチを詰めて両面を焼き上げます。
先生のお料理でびっくりするのは、こういったミンチに卵などのつなぎを一切いれないこと!
焼いているうちにポロポロこぼれんだろうか・・・。
いつも心配になります。
焼いているうちに豆腐から水分が抜けて、ミンチ肉を包み込んでくれる。
醤油ベースのタレをかけていただきます。
『수제비(スジェビ)すいとん』
「すいとん」といえば、戦中戦後の食が貧しい時代に米の代用として食べられた暗いイメージですが、
韓国では歴史が古く、元々は両班(リャンバン)と呼ばれる上流階級の食べ物でした。
朝鮮戦争後にアメリカからの救援物資として安い小麦粉が大量に出回ったことをきっかけに、粉食をはじめ庶民の食べ物になったとか。
現在では家庭料理の一つなのでご当地や家庭の数だけの味がありますが、
先生のレシピは王朝時代の最もシンプルなスジェビ。
あさりと塩のみの味付け、具は韓国かぼちゃのみです。
器に盛り付けた後、お好みで塩やアミの塩辛を入れて味を調整します。
薄く手で延ばした小麦粉は茹で上がるとつるんとした歯ごたえ。
澄んだスープはどこか懐かしい。とても素朴な味わいです。
先生。なんだか小さくなったような・・・少しお痩せになられたかな。
東京~京都間を行ったりきたり、多忙を極める先生。
マガジンハウス社から出版の「男のクロワッサン」に先生のレシピが掲載されているそうです。
書店にいった時は、お見逃しなく!
※紅葉狩りの記事。
まとめての返信になりました(ごめんなさい)。