2009・秋 韓国旅カルテ(その2)

外は雷をともなった物凄い嵐でした。何かが吹き飛ばされる大きな音に思わずitukiさんと顔を見合わせ、ベットから体を起こして窓の外をのぞいたほど!生憎2日目の天気予報は一日雨。
聞くところによるとitukiさんは雨女。そして私は晴女。この深夜の嵐は二人の気のパワーの衝突か!?
軍配は私に上がりました。朝はちょこっと小雨が降ったものの、ピーカンに晴れましたよ。
韓国の神様。ありがとう!
8時にホテルを出発。

朝ごはん。
「お粥が食べたい。」との私のリクエストで、ホテルの近くを歩いていて目に入ったお店に飛び込んだ。
いちお、あわび粥だけど・・・不味くはないけど・・・このしじみみたいなのが鮑かしらねぇ。
まあ。麗水(ヨス)の家で食べたコチラで食べたあわび粥と比べちゃったら、そりゃ気の毒だけど。
itukiさんは朝食は少々で、私のように朝からガッツリ系、トンカツでもカレーでも何でもござるのではないらしい。それが普通であります。朝ごはんのリサーチは盲点だったみたい。よく食べる女でごめんなさい(笑)
さぁ。精力的に歩きますよ!
「南山コル韓屋村」

韓国の文化遺産の一つです。


歴史には疎いけど、実際暮らしていた家屋など古いものを見るのは大好き。
その家屋の中に自分の身を投影させる。
昔の人達は、暮らしの中で自然や気候と共存していた。不便さは知恵でカバー
現代の暮らしは利便を追求しすぎて、自然に逆らっているかもしれないな。
だから時に自然に怒られる。


展示してある調度品すべて日本に持って帰りたい。


ソウルの街は歴史という風呂敷をひいているのよう。近代的な建物と文化財級の建物が混在している。
儒教の精神。先祖を敬い、先人達の残したものを大切にする心は魂に刻まれているように感じる。
そこもこの街の大好きなところ。
「京東市場」
韓方類を扱う商店街としては韓国随一の京東市場(キョンドンシジャン)。
駅を降りるとどこからともなく漢方の匂いが漂ってくる。
この匂いを力いっぱい吸い込むだけでなんだか元気がでそう・・・

ハードルの高い市場。





漢方にも興味はあり。
itukiさんに通訳していただき私の体質にあった漢方を調合して貰おうかとも思ったけど(肝臓強化)・・・値段を聞くと・・・うっ!高いじゃない。や~めた。
この市場に来たのには、実は他の目的があったんです。私がこの旅で絶対買おうと決めていたもの。
それは、恒例のお土産披露でご紹介しますね。
お昼ごはん。
itukiさんがリサーチしたくれたソウル一「冷麺」が美味いという店。
itukiさんも人から教えてもらって、実は初めて行くとのこと。
駅からちょっと分かりにくい場所にあり、人に聞こうか少し悩んでいると・・・


私が逆にitukiさんを案内することになった。
注文したのは二人とも「회냉면(フェネンミョン)コリコリした白身のお刺身が入った汁のない辛い冷麺」
替玉の追加注文ができるのだが、そのかわりにもう一品「물냉면(ムルネンミョン)」を注文して二人で分けた。
これはこれで美味しいけど、私は「회냉면(フェネンミョン)」が好き!
ここの冷麺の味が忘れられず、もう一度食べたいと思っていたので嬉しいランチでした。

韓国で猫を見かけるのは珍しい。
飼い猫のようで、京東市場の片隅に山のように積まれた青唐辛子のリアカーの上でうとうとしていた。
ちなみにもっと珍しいのは、「カラス」。
ソウル市内で「鳩」や「カササギ」はよく見かけるけど、「カラス」に出会うことはまずない。
ソウルの七不思議。
この後、明洞をぶらぶらし、ソウル駅のロッテマートで食料品を買い込み一旦ホテルへ。
夜は江南(カンナム)に向かいます。

「Krispy Kreme」ご存知。アメリカ生まれの大人気のドーナツ屋さん。
実は韓国のほうが上陸が早かったんですよ。
最近横浜にも店舗が出来たんですけど、ほら・・・私、甘いもの苦手でしょ?並んでまで食べたいと思わない。
韓国ではブームが落ち着いているようで、店内は賑わっているものの行列はできてなかった。
「食べてみてもよくってよ~!」と高飛車な態度で定番の「オリジナル・グレーズド」1つ買ったら、もう1つおまけにくれた。このシステムは何?
口どけが柔らかく、口の中でふわっとしゅわ~と、とろけていく。なんだこれは・・・。
なるほど~大人気な理由が分かったわ!

