しょいかごとおじいちゃん。
昭和の香りが色濃く残る鎌倉の「万屋さん」の店先に、無造作に吊るされていました。
その一角だけ時間が止まったような・・・
セピア色の背景の中から「しょいかご」だけが色をもって飛び込んできた。
「しょいかご」
亡くなった祖父を思い出しました。
祖父は自宅からちょっと離れた畑に行くときはいつも、人一人入るほど大きなしょいかごを背負っていた。
そこにお弁当や水筒、農機具、収穫したばかりの野菜を入れていた。
畳職人だった祖父のしょいかごの紐は、余った畳のヘリで出来ていたっけ。
祖父の匂い。畳の井草の青い匂いが蘇った。
すごく懐かしくて、この「しょういかご」は私が通るのをずっと待っていた気がした。
早い話が・・・即決お買い上げさ!
そんなもんを買ったもんだから・・・
土日は連日畑活動に精を出していました。
土曜日は一人で。
日曜日は夫も連れ立ち、しょいこにお弁当を入れて畑へ繰り出しました。
畑に行くときって結構~細々した荷物が多い。
そして泥だらけの畑でのおき場所にも困る。しょいこはそれらの問題を全て解決♪
この日のメイン作業は畑の片付けでした。
掘った後のさつまいものツルや春夏野菜の残骸を畑に埋めるために竪穴を2つスコップで掘った。
掘っているうちにナンだか楽しくなっちゃて「死体でも埋めるの?」と笑われるほどの大きな穴ができた。
無論。今日は筋肉痛でございます。
週末に食べたもの。
早速「ジェノバソース」を作った。麿ちゃん家にもお裾分け。
フレッシュバジルに松の実・にんにく・オリーブオイル・塩を入れてミキサーにかけるだけ。
食べる直前にお好みでパルメザンソースをふりかけます。
たろー母さんから教わった「鶏ぶつと栗のうま煮」
本家は干ししいたけを使用していますが、生憎買い置きがなかったので生のしいたけで代用しました。
初めて作ったのに、ほっくりこっくりとどこか懐かしい味。
干ししいたけを使ったら、もっともっと旨味がでたでしょうに。
酢ベースのヤンニョンジャンをつけてもつけなくても甘くて美味しい。
おいもの天ぷらよりもよっぽど簡単で、キッチンも汚れず油も少なくてすみます。
奥にぼんやり写っているのは秋刀魚のチゲです。
のんびりと充実した休日でした。
そうそう。おハゲちゃん(あーく)の様子は変わりありません。
今週、もう一度病院に行き再検です。