ハウルの逃走。
週明けの月曜日から仕事復帰します。
2週間ちょっとも仕事を休んだのは、あーくが闘病中に1ケ月間休職して以来。
のんびりが楽しかったのは最初だけ、
仕事が待ち遠しかった。
毎日毎日2匹のわんこと顔を付き合わせ、会話は「夫」だけ・・・なんて日もありました。
ストレスが溜まるぅ。
つくづく家に篭って家事をするタイプではないことを痛感。
昨晩は会社の新年会。
毎年某ホテルの宴会会場で開催され、
酒池肉林&ビンゴの景品つきの宴ではありましたが、
なぜか私はぐったり・・・。
私は町内を血眼で全力疾走しておりました。
ハウルが・・・
ハウルが・・・
逃走ぉ!!!!
夕方から出かける前にあーくとハウルのお散歩にでかけました。
軽く公園を一周してマンションに戻り、カートに2匹を入れようとした時です。
あーくをカートにいれようと抱っこした瞬間、カートにまだ慣れないハウルが抵抗し、
「すぽっ!」とハーネスが外れた。
!!!!
ヤバイと思った瞬間には、
ハウルは脱兎のごとく国道に向かって走り去ってしまった。
!!!!
すぐに追いかけようにも、全盲あーくが足でまとい。
エントランスで園児バスのお迎えを待っていたお母さん(知らない人)に、
「ちょっと、お願いします。」
とあーくのリードを半ば強引に預け、逃走犯確保へと向かった。
リードを持って走っていると、通行人の方々から、
「犬?あっちの方に走っていきましたよ。」と次々と目撃情報が寄せられ、
一旦はハウルを見つけた。
が、私を見ると余計に逃げてしまう。
「ハウル!おいで!」そんな呼び戻しは出来る訳はない。
次第に私の息はあがり、足は重くなり・・・。
どう考えたって、全力で逃げる犬に鈍足が追いつけるはずもない。
国道を渡って住宅街に入り込んだという目撃情報を最後に、
ハウルはいなくなった。
頭が真っ白になった。
とりあえず、あーくをいつまでも見知らぬ人様に預けておけない。
携帯も持って出なかったので、
一先ずあーくを家に連れ仕切り直すことにした。
家に戻るや否や「UKC JAPAN」の代表に電話。
この最悪な状況で一番最初に頭に浮かんだのが代表だった。
パニックに陥り、電話口の私の声はろれつが回らず泣いていたかもしれない。
代表は少しも慌てず、
「絶対帰ってくるから!とにかく落ち着くように。
まず、関係各署に迷子犬の連絡をいれるように。」と指示をくれた。
この日、シェルターでボラっていたMichyさんも電話口に出てくれ、
「今からすぐに行くから!大丈夫!落ち着いてね!」
ボラ作業を投げ出してハウルの捜索に来てくれるという。
とても力強い言葉に動揺が少し収まった。
保健所に連絡を入れると、
茅ヶ崎市役所&寒川町役場及び市内動物病院に、
迷子犬の情報が一斉にFAX送信されるらしい。
警察署や動物保護センターの電話番号も教えてくれた。
動物保護センターに電話をしている時だった。
私の携帯が鳴った。
「ハウル君!捕まえたわよ!すぐに来て!」
近所の方からだった。
ハウルを捜索していた時にたまたま出くわし、
その後もずっと探してくれていたのだ。
ハウルを捕まえてくれた場所・・・。
それは、マンションの前だった・・・。
ハウルが帰ってきた!
里親に迎えて間もないハウルに帰巣本能があるとすれば、
それは我が家ではなく寒川のシェルターだと思ってた。
ハウルは帰ってきた!
すぐに迎えに行くと・・・私に怒られると思ったのでしょう。
身をすくめ小刻みに震えていた。
私は・・・私はその震える体を抱きしめてやった。
我が家に帰ってきてくれて、ありがとう。
無事に帰ってきてくれて、ありがとう…。
時間にすると1時間半ほど。
その時間がとてつもなく長く感じました。
代表をはじめ、ご近所の皆さん、そして関係各署に、
多大なご迷惑とご心配をおかけしました。
パニックになり狼狽してしまいましたが、
代表の力強い言葉に支えられました。
そしてMichyさん。
何はさておいて、いの一番にマンションに向かってくれてありがとう。
(Michyさんの到着前にハウルは捕獲されました。)
Michyさんの励ましと行動は、本当に嬉しかった。
町内を駆けずり回った後の私の落ち武者姿は・・・どうか、忘れてください。
おまけ。韓食。
白菜キムチとエゴマの葉の醤油漬け。
キムチは朝ごはんには欠かせません。
ちなみにぼんやり写っているシュウマイは、新年会帰りに夫へのお土産。
横浜名物「崎陽軒」のシュウマイ!
明日は一家でお出かけ予定です。
皆様もよい週末をお過ごし下さい。