牛スネ肉に煮込み
お待たせしました~という感じでしょうか。
これぞ私の得意韓国料理。
「牛スネ肉の煮込み」でございます。
鬼のように忙しかったお歳暮商戦も終わり、仕事がようやく休みに入りました。
今までたまっていた家事をこなすとともに、調理にも時間が取れるようになりました。
「煮込み」は時間ができたらつくるぞ!と思っていた一品。
煮込みやスープなどの韓国料理は、全般的に時間がかかるものが多いです。
本気で作るなら2日かかりといった料理も少なくありません。
今は韓国にも日本の「ホンダシ」に似た、「タジダ」といった牛・煮干それぞれの細粒だしが売られて簡単に近い味が出せるようになりました。
しかし、やっぱりコトコトと煮込むスープの深い味わいにはかないません。
一昔であれば、こういった煮込み料理は、ストーブがいい働きっぷりをみせてくれました。
あの絶妙な遠火の強火。
私が幼少時代を過ごした実家では、ストーブの上によく寸胴がありました。
時にはおでん・・時には鍋・・・時にはスープをコトコトコトコト・・・
アルミホイルを巻いた焼き芋をバターをつけておやつに食べたり、お餅を焼いたり、父親がスルメイカを酒の肴にあぶったりしていました。
いつもやかんがたっぷりな湯気と一緒にかかっていたから、加湿器なんていらなかったように思います。
小学校の教室にも大きなストーブがあって、ストーブに近い席の子供は真っ赤な顔をして・・・やめましょう・・・歳がばれますね。
煮込みは、牛スネ肉を柔らかく煮た後、コチュジャン・にんにく・ネギ・醤油・砂糖・酒・ごま油で味付けしました。
野菜とのバランスを考えて、人参・玉ねぎ・こんにゃく・たけのこを入れました。
残った汁もあますことなく、ご飯にかけていただきました。
やっぱり煮込み料理は時間をかけただけの味わいがあります。