韓国くしいぼう旅行記~二日目(後半)
水原といえば、記憶に新しいところで2002年サッカーワールドカップの競技場があるところ。歴史は古く、李朝第22代正祖大王が父王への孝行思想に基づいて建設した計画都市で、「華城(ファソン)」の下に発展した城下町です。築城から200年の歴史があります。
とはいえ「水原駅」はとても大きな駅ビルで建物は近代的。駅前はバスターミナルもありとても賑やかです。
私達が目指す世界文化遺産に指定された、「華城(ファソン)」までは駅からバスで10分の距離。
それにしても韓国は公共の乗り物がホント安い!バスなんて850W(約90円)ですもの。ただし乗車は甘くないですけどね。バス停にきちんと止まらないから、乗ることをアピールしつつ走らなければならないし、運転は荒いし・・・ちょっとした覚悟が必要です。
第二日目~おひるごはん
■라면&김밥(ラミョン&キンパツ)らーめん&海苔巻き
腹が減っては戦ができぬということで、お昼には少々早めな時間でしたが軽く食事をとることに。
学生が学校帰りに立ち寄る小さなお店にお邪魔しました。ため、格安!
日本円で200円前後。
韓国ではら~めんというと一般的にはインスタントラーメンのことを指します。
このら~めん!最近発売された「辛ら~めん」より5倍の辛さという地獄のようなら~めん。上記二つの写真の違いは、チーズが入っているか否か。
「辛ら~めん」の5倍・・・想像できますか?体中の穴という穴からいろんな汁がでたよ~頭のてっぺんは、湯気が出ていたんじゃないかしら。最後のほうは脳をやられて、完全に舌が麻痺してしまいました。途中、miw@父が食べていた爽やかな冷麺(左下)と交換して~と懇願しましたが、汗と涙と鼻水を噴出す私のあまりの形相にmiw@父は恐れおののいたのか「いやだ!」ときっぱりいわれてしまったよ。(涙)
ふと横を見ると、またしても平然とら~めんを食らう旦那様が・・・「!!!!」
一体、旦那様の体に何が!!!
「水原華城」(スゥウォンファソン)
「あれ?私は水原に何しに来たんだっけ・・・?」と、はぁはぁと息があがる中、考え込んでしまいました。
観光にきたのに、これじゃまるでハイキングじゃん!!
華城の城郭は、万里の長城の市内版といった感じ。(行ったことないけど)
全周5.8kmの城郭は、一部寸断されていますが、門から門へ歩いて回ることが出来ます。ゆっくり歩いたら、2時間というところかな。
サッカースタジアムなど市内を一望できて、とても見晴らしがいい。
ところが、結構なアップダウンなんです。急な階段もあるし膝が笑う・・・普段運動らしい運動をしないご一行様は、半周でギブアップ!
心残りは1つ・・・カルビ発祥の地であり、今でも韓国のカルビは「水原だよ」という人がいるほどの「カルビ」を食べなかったこと。変な時間に激辛なら~めんを食べたせいなの。。
次回、韓国に来た際には、是非あと半周して肉を食って帰ろう!
ソウル市内に戻って今日は南大門で
二日目~ばんごはん。
■꼬리찜(コリチム)牛の尻尾
サービスとかいって해장국(ヘジャンクッ・)がでてきました。なぜ?こんな大サービス?
酒飲みだと見破られた?
なにをかくそうこのスープは、牛の血の固めたものを入れた二日酔いの特効薬。
ついに食べてしまった~。血の固まりといっても、レバーより全然臭みはない。結構いける。
コリチムの中に入っていた牛の尻尾は数えてみたら、なんと16本!
日本だったらありえませんね。一頭分の尻尾じゃないかしら。これで40000w。
日本円だと4200円位かな。
テールは鍋から取り出して、お好みによって塩を振りかけたり、特製のニラの入ったちょっと酸っぱいヤンニョンジャンをつけて食べたり・・・私はヤンニョンジャン派!
ちょっと酸っぱいのが、どんどん入っちゃう。
もちろんスープは絶品!脂っこくなくさっぱりしている。それなのに味に深みがある。濃いのだけれどしつこくない。どんなにがんばっても家庭じゃこの味はだせないな~脱帽です。
このあとは、南大門と明洞そぞろ歩き。
호떡(ホットク)小麦粉をこねて、中にシナモンやまたは餡を入れ平たく焼いたものの食べかけ(左)とジューシーな蒸餃子の「明洞餃子」(右)を購入し、今宵はまったりホテル飲み~
「明洞餃子」は中国のショウロンポーとはいかないまでも、肉汁がじゅわっと出てきて美味しかった。包み方がちょっと変わっていて、両端をくっつけた丸型。お金をかたどっているのだとか。
あ~それにしても、今日は良く歩きました。おつかれ~