버섯잡채(ポソツチャプチェ)・きのこのチャプチェ

久しぶりに「チャプチェ」を作りました。
チャプチェとは漢字で「雑菜」と書きます。「菜」とつくようにたっぷりの野菜と、春雨よりやや太めでコシのある「タンミョン」といわれる韓国春雨を、ごま油で炒めた料理です。
野菜がたくさん入るので彩り豊か。唐辛子は使わないので辛くありません。入れる具は特に決まっていないので、その時々の旬の野菜やあるものでどうぞ。韓国では家庭料理としてもお祝い事やおもてなし料理としても作られます。
チャプチェ・・・栄養価が高い上に冷蔵庫の一掃作戦に一役買うのですが、唯一の難点あり。作るのが非常ょ~に面倒くさい!!
手間がかかります。
春雨を茹でて、野菜と炒めるだけ。と思ったら大間違い!
チャプチェは「炒める」料理ではなく「和える」料理なのです。切った野菜や肉を一まとめに炒めたくなりますが、それをやってはいけません。チャプチェと呼べない別の料理になってしまいます。
チャプチェは具を一種類づつ炒めるという工程を繰り返します。これが、時間がかかって根気がいるのよ。
■버섯잡채(ポソツチャプチェ)・きのこのチャプチェ
今が旬のたくさんのキノコを使って。
豚肉は小さく切り、酒・醤油・ニンニクのすりおろし・塩・胡椒で下味をつけておきます。人参・ピーマンは細切りに。きのこ(しいたけ・えりんぎ・まいたけ・しめじ)は裂いておきます。
春雨を表示時間とおりに茹でて、水にさらし食べやすい長さに切ります。フライパンにごま油をひき、水気を切った春雨と醤油と砂糖を入れて炒め、一旦ボールにうつします。
野菜は一種類づつごま油をひいたフライパンで炒め、塩・こしょうで薄く味をつけます。きのこ類や豚肉も同様です。
それらを全てボールに入れて和え、ごまをふればできあがり。
韓国春雨がなければ緑豆春雨で代用できます。野菜は何でも結構!
一種類ごとにシャキシャキになるタイミングを見極めて炒めるのがポイントです。炒めすぎは禁物です。ひとづつ丁寧に炒めたことで素材の味が交わらず、個々の独特な歯ごたえが楽しめます。冷めて味が馴染むとまた美味しい。

ちょっと前にいろいろ仕入れたばかりなので、賑やか。
画面手前から、白菜のキムチ・海苔ムッチム・あさりのキムチ・えごまの醤油漬け。
最近のお気に入りは、「あさりのキムチ」。
横浜そごうの物産展で買いました。辛さの中の優しい甘みとほのかな酸味の秘密はトマトだとか。な~るほどねぇ。

